フレッシュ・アーティスツ from ヨコスカ シリーズ49
新納芳奈ピアノ・リサイタル

2017.3.9

Q.ピアノを始めたのは4歳のころだそうですね。きっかけをお聞かせください。

兄たちがピアノを習っており、自然と私も習うことになったようです。自宅にアップライトピアノがあり、遊び道具としてピアノを弾いていたと母から聞きました。

Q.ピアノ以外では、どんな子ども時代を過ごされたのですか?

木登りをしたり、外で遊んでばかりいました。そのため、当時は日焼けで肌は真っ黒、そして怪我だらけだったようです。

Q.高校の時には、鹿児島から東京で出てこられましたね。その頃の印象に残っているエピソードを教えていただけますか?

突然の音楽漬けの生活で芸高生活全てが刺激的でした。
 でも、一番の衝撃といえば、高校時代住んでいた学生会館が池袋にあり、そこで見た様々な生き方をしている人々、お店・・・これは事件なんじゃないか!?と思うような事も多々ありましたし、制服を着た高校生が歩いていいような街ではありませんでしたが、誰も膝丈スカートの高校生には見向きもしなかったので、今考えると逆に安全だったのかな、と思っています(笑)。

Q.野島 稔・よこすかピアノ・コンクールを新納さんが最初に受けられたのは2012年第4回で、大学3年生でした。その時と、見事第2位となった昨年の第6回コンクールでは、手ごたえは違いましたか?

前回受けた時は、色々と悩んでいる時期でした。自分の演奏を好きになれず、コンプレックスだらけで、演奏に集中することもできず……そんな自分に苛立ちを覚えていた記憶があります。
 今は、その時にできる精一杯の音楽をすることだけを考えて演奏できるようになりました。前回に比べて演奏が大きく成長したわけではないかもしれませんが、精神面で、少し成長できた事で評価していただけたのかもしれません。

Q.野島 稔・よこすかピアノ・コンクールを新納さんが最初に受けられたのは2012年第4回で、大学3年生でした。その時と、見事第2位となった昨年の第6回コンクールでは、手ごたえは違いましたか?

前回受けた時は、色々と悩んでいる時期でした。自分の演奏を好きになれず、コンプレックスだらけで、演奏に集中することもできず……そんな自分に苛立ちを覚えていた記憶があります。
今は、その時にできる精一杯の音楽をすることだけを考えて演奏できるようになりました。前回に比べて演奏が大きく成長したわけではないかもしれませんが、精神面で、少し成長できた事で評価していただけたのかもしれません。

Q.審査委員長の野島 稔さんは、新納さんの演奏を「楽曲全体を俯瞰してみることができ、その骨組みをしっかりと捉えて演奏します。コンクール全体にわたり、安定した技術と集中力をもっていて、とても意欲的な音楽表現だった」評されました。新納さんは、ご自分の演奏の特長(特徴でもよい)は何だと思いますか?

私は自分の演奏を客観的に見る事が出来ないので分からないのですが、「構成がはっきりしているから聞いていて納得できる」と言っていただくことはあります。これは、音楽的特徴というより、私自身の性格的な部分が音楽に反映されているのかも…と自分では思います(笑)。

Q.音楽から外れますが、気分転換をするためのマイブームなどありますか?

 普段は、お笑い番組が大好きなので、よく見ます。実家に帰った時は、父と釣りに行くこともあります。のんびり、釣りをすると癒されます。

Q. さて、4月には小劇場でリサイタルがあります。ヤナーチェクのピアノ・ソナタは横須賀芸術劇場で演奏されるのは初めてです。今回のプログラムはどのように決めたのですか?

 純粋に好きな曲の中から選曲しました。1番最初に演奏するベートーヴェンのエロイカ変奏曲は、大学院の授業で初めて聴き、「なんといい曲なんだ!」と一目惚れならぬ一聴き惚れした曲です。弾けば弾くほどに、好きになっています。ヤナーチェクのソナタは東京芸大で師事している角野裕先生から「いい曲があるよ」と教えて頂き、聴いてみたらとてもいい曲で、選曲しました。どの曲も、こだわりを持って選び、何より最高に味のある曲ばかりなので、少し堅いプログラムかもしれませんが皆様に楽しんでいただけたらと思っております。

Q.今後、ピアニストとしてどのような音楽活動を目指していらっしゃいますか?

同世代をみても、素晴らしいピアニストがたくさんいます。その中で、私にしか出来ない演奏とはなんだろう、と考えることがあります。私はオーケストラが大好きで、先日、リストが編曲したベートーヴェン交響曲8番についての修士論文を書き、演奏をしました。改めてピアノの持つ能力、そして編曲作品の面白さに気付くことが出来ました。今後、オーケストラの編曲作品もレパートリーとして演奏し、編曲作品ももっと広めていけたらいいなと思っております。