YOKOSUKA ARTS THEATRE

大学生公演モニター企画「横芸キテミテ!」2018年度を振り返って

「初めての鑑賞の場に、横須賀芸術劇場を選んでもらいたい」
そんな思いから、モニター企画「横芸キテミテ!」は始まりました。
スタートから3年目になった2018年度は、3公演で大学生が「鑑賞デビュー」。
公演後に聴いた大学生たちの感想を、ここでご紹介します!

――「横芸キテミテ!」とは?――
公演に興味があっても観に行けない「最大の壁」と言えるチケット代。
この企画では、劇場が大学生をご招待!
終演後の意見交換会への参加と、ご自身のSNSでの投稿を条件に、
チケット代が「タダ」で観られる学生モニター制度です。



2018年7月31日 松竹大歌舞伎
参加してくれた方:美大生のUさん

・この劇場の印象は?
年月が経っても相変わらず綺麗。3階席だったのでオペラグラスを借りてみた。見やすかった。

・普段、チケットを買うイベントはどこで知る?
ポスティングのチラシから。FacebookやLineなども見る。

・ご友人にクラシックや歌舞伎など好きな人はいる?
あまりいないが、大学で歌舞伎についての特別講義があったりするので、知るきっかけがないわけではない。

・今日の演目を友人に勧めるならどんな点?
「高杯」が分かりやすかったし面白かった。菊之介もテレビに出ているので、「テレビに出てる人」というので押すのが良いと思う。


2018年11月25日 よこすか能
参加してくれた方:女子学生のOさん、Iさん

・見る前は、能と狂言の違いもいまいち分からなかったし、能面のイメージもあって怖い印象だった。けれど、狂言は気軽に見られたし、能もそこまで難しくないのかも、という印象。ストーリー性もあったし、思っていたよりも緩急がついていた。「シンプル・イズ・ベスト」が能のよさだと思う。出演者の台詞の言い回しが印象的だった。(Iさん)

・狂言はこわいイメージだったけど、笑いも起きていたし、漫才に通じるところもあると思った。プログラムにあらすじが書いてあったので自分も笑えた。短かったところも良かった。
能は、あらすじを事前に読んでおかなかったらついていけなかったかもと思った。
源氏・平氏など日本人なら一度は勉強するところだし、能は一度観てみたいと思っていたのでよかった。日本史で出てくるところが舞台になるし、友人にはそこをすすめたい。
着物が綺麗だったのが印象的だった。(Oさん)


2019年1月20日 プラハ国立劇場「フィガロの結婚」
参加してくれた方:女子学生Oさん、Tさん、Tさん、男子学生Sさん

・今日観てみた感想を一言で言うと?
1回では目が足りない。/オーケストラもあるし、歌もゴージャス。/
マイクが要らない人の声ってすごい。/華やかで楽しかった。

・今日観てみて印象に残った分野は?
美術セット、衣裳・・・動かず止まっていると、メインを引き立てるのに役立つ。色使いがとてもよい。大道具で部屋と屋外と変わるのがすごい。
照明・・・思っていたよりも重要だとわかった。

・オペラを友人に勧めるとしたらどんな点?
キャストの立ち回りがすごい。ストーリーを事前に予習しておくとより良い。
前の方に座ると良い。ストーリーが分からなくても、表情で分かることもある。
200~300年前の古い世界を知ることが出来る。
キャラクターの名前を事前に頭に入れておくと良い。

・劇場にもっと来てもらうには?
若者が遊びに来やすい雑貨屋やカフェがあったらいい。あとはキャストのPR動画やyoutube、中刷り、サイネージもよく目に入る。


参加してくれた皆さん、ありがとうございました!
2019年も4公演で実施予定です。
募集内容についてはこちらをチェック

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