9月にヨコスカ・ベイサイド・ポケットのライブを控えたsorayaの壷阪健登(つぼさか・けんと/Pf、Composer)、石川紅奈(いしかわ・くれな/Vo、B)。ともにジャズピアニスト 小曽根 真のプロデュースによりジャズの名門レーベルのVERVEからソロ名義のアルバムをリリースし、ジャズ界の次代を担う注目の二人に横須賀でのライブを前にお話しを伺いました。また、戦後日本ジャズ発祥の地と言われる横須賀の街を歩き、ランチではご当地グルメも楽しんで頂きました。
-音楽との出会いについて-
(石川) 音楽好きな父の影響でベースを始めました。ポケモンの曲など聴きながら、ベースパートを教わり、ベースの音を探して遊んでいました。その後、高校の軽音楽部が人気で入れず、ジャズバンド部の先生の勧めでウッドベースを始めました。その後、入学した国立音楽大学で、曲を覚えるためにベースを弾きながらメロディを口ずさむようになり、卒業してから本格的に歌のレッスンを始めました。
(壷阪) ピアノは6歳から始めました。僕の弾きたい曲を尊重してくれる先生のおかげで、ピアノが大好きになりました。その後、中学生の時にジャズピアニストの山下洋輔さんの演奏を見てすっかりジャズにはまり、高校生の頃、ヨコハマのジャズプロムナードで、ジャズピアニストの板橋文夫さんの演奏に圧倒されました。大学卒業後、ジャズを学ぶために渡米し、バークリー音楽院を卒業しました。
-横須賀の街の雰囲気はいかがでしたか?-
(石川) 横須賀中央駅から、ドブ板通りを散歩しましたが、とても楽しかったです。ドブ板通りには、スカジャンのお店とか、歴史のあるお店も多くて、地元(埼玉)にはない種類のお店ばかりでした。また、ドブ板通りのALFREDで食べた「よこすかグルメプレート」は、横須賀ご当地グルメをすべて楽しめて満足でした!
(壷阪) ジャズマンの銅像が街の何か所にもあったり、ドブ板通りには、(ジャズ奏者の)手形など、横須賀独自の変わった雰囲気のある街だと思いました。あとNAVYバーガーも美味しかったです!
-横須賀でのライブについて-
(壷阪) 長い歴史あるヨコスカジャズドリームスの名を冠したこのシリーズに私たちsorayaが出演できるのを嬉しく思います。sorayaの音楽はポップスですが、私たちが普段(ジャズで)演奏しているジャズのスタンダードナンバーも言わばその時代のポップスでした。そしてsorayaの音楽は、それらのメロディ、ハーモニーの暖かさ、美しさに大きな影響を受けています。例えば、ビリーホリデイで有名な「グッドモーニング・ハートエイク」は僕がバークリー(音楽院)時代にアレンジを書いており、ぜひバンドで演奏したいと思っていました。そして「ムーンリヴァー」も大好きな曲です。ジャズのほかには、カーペンターズの「シング」も。その他、オリジナル曲に加えて、ジャズのアメリカン・ソングブックと言われるスタンダード曲もこの日のためにアレンジしてお届けする予定です。こういったプログラムのライブは、この日だけなので、ぜひ皆さんに見に来ていただけると嬉しいです!
<公演概要>
ヨコスカ ジャズ ドリームス ライブシリーズ 2025
soraya(ソラヤ)
2025年 9月27日 (土) 16:00開演 (15:15開場)
ヨコスカ・ベイサイド・ポケット
【出演】
壷阪健登(Pf)
石川紅奈(Vo/B)
加納奈実(Sax)
Kan(Per)
撮影協力:グリル&カフェ ALFRED / 写真:HAYATOWATANABE