“音楽と笑顔を届ける”
横須賀芸術劇場少年少女合唱団は2025年9月13日(土)に訪問コンサートを行いました。
当合唱団では2008年からアウトリーチ活動の一環として福祉施設への訪問して演奏を届けてきました。
2020年以降、コロナウイルス感染症の影響によりしばらく中断せざるを得ませんでしたが、施設のご協力の下、今年ついに再開することができました。
今回は、小学6年生から高校3年生の20名で伺いました。
6年ぶりの開催のため訪問コンサートを経験したことのある団員は少なく、はじめは多くの団員が緊張していましたが、施設の交流スペースには利用者の皆さまが想像以上にたくさん集まっていただき、大きな期待に応えようと、自分の祖父母や曾祖父母くらい年の離れた方たちに寄り添いながら楽しく演奏することができました。

■指揮 渕上千里(横須賀芸術劇場少年少女合唱団常任指揮者)/ピアノ 水戸見弥子
■曲目
元気に笑え(阪田寛夫 作詞/メラー 作曲/小林秀雄 編曲)
アヴェ・マリア(松下 耕 作曲)
ふるさと(高野辰之 作詞/岡野貞一 作曲)
富士山(巌谷小波 作詞)
虹(石崎ひゅーい 作詞・作曲)
夕やけこやけ(中村雨紅 作詞/草川 信 作曲)
うみ(林 柳波 作詞/井上武士 作曲)
紅葉(高野辰之 作詞/岡野貞一 作曲)
チェリー(草野正宗 作詞・作曲)
当合唱団の愛唱歌である「元気に笑え」や7月にサマー・コンサートで演奏した曲のほか、利用者の皆さまのそばにいき唱歌を一緒に歌いました。そして、愛や感謝の気持ちをストレートに歌うポピュラー・ソングも聴きどころで、「チェリー」では団員の1人がギターを披露、皆さまには手拍子もいただき温かい一体感のなか終演となりました。


施設の方からは、「コンサートが無事に行われ、たくさんの利用者が参加できてよかった。また機会があれば、ぜひ開催してほしい」と感想をいただきました。
参加メンバーは合唱団の夏休み期間も練習を頑張り、コンサート後は「楽しかった」、「一緒に歌えてうれしかった」と振り返っていました。
コロナ後、お客様と交流する機会が少しずつ戻ってきて、一緒に歌い、会話する喜びを感じています。
これからも、演奏会や訪問コンサートを通じて、色々な方に私たちの合唱団の歌声をお届したいと思います。
