横須賀でのデュオ・コンサートのために、「海」をテーマに、イタリア語とフランス語の作品でプログラムを構成しました。
前半は歌曲を通じて大海原を旅したり、船乗りたちの恋心に想いを馳せたり、多彩な物語の世界へご案内いたします。ロッシーニによるヴェネツィアから、ラヴェルの描くオリエンタルの国々を巡り、フォーレによるナポリの舞曲タランテラで締めくくります。
後半はオペラからアリアとデュエットを。ソプラノとアルトのデュオは姉妹や友人役はもちろん、 『皇帝ティートの慈悲』ではアルトがズボン役を演じるため、恋人たちの愛のデュエットまでも奏でられます。異声デュオにも増してより豊かな関係性を演じられるのも、同声デュオの魅力です。 ソロでは有名なビゼー『カルメン』の「ハバネラ」や、風刺の効いたプーランクのオペラ『ティレジアスの乳房』より、ソプラノの私も男性に変身するアリアなどを歌います。
イタリアで研鑽を積み、バロックから現代まで幅広いオペラに出演する眞暎さんと、ドイツ、オーストリアで歌曲を学び、多言語の歌曲レパートリーを待ち合わせる私。大きなスケールで世界を築くオペラの臨場感、お客様の心の奥深くへ語りかける歌曲の親密さといった、それぞれのレパートリーの魅力が融合して、ソロでは得られないような新しい世界と感動が生まれます。新時代の幕開けの舞台となった街・横須賀で、私たちデュオによって拓かれる新たな世界を皆さまに体験していただけることを願い、このプログラムをお届けします。
横須賀芸術劇場リサイタル・シリーズ75
藤井玲南&林 眞暎 デュオ・リサイタル
2026年 5月16日 (土) 14:00開演 (13:30開場)
ヨコスカ・ベイサイド・ポケット
