YOKOSUKA ARTS THEATRE

フレッシュ・アーティスツ from ヨコスカ シリーズ68 栗原壱成&南ことこ 公演直前インタビュー!

12/7(日)のフレッシュ・アーティスツ from ヨコスカに出演するお二人に、インタビューを実施!コンクールの事や音楽について、そして栗原氏の地元横須賀でのことなど盛りだくさんの内容となりました。是非、最後までお読みください!

第93回日本音楽コンクールでの優勝と第3位の受賞おめでとうございます。コンクールの前後で変化など教えてください。

栗原 壱成(ヴァイオリン)
日本のコンクールは、いわゆる「減点方式」で完璧さを求められる印象があり、演奏時間も短いため、自分には合わないと感じていました。一方、海外のコンクールは比較的演奏時間が長く、挽回の余地がある点が魅力で、しばらくはそちらを中心に挑戦していました。
その後、日本の舞台にも挑もうと思い、2022年に日本音楽コンクールで入選、2024年は優勝することができました。
優勝したからといってすぐに実力がつくわけではありませんが、演奏の機会をいただくきっかけとなり、人とのつながりが大きく広がりました。

南 ことこ(ピアノ)
コンクールを受ける前は演奏の機会がなかったため、小さなコンクールで経験を積んでいました。
日本音楽コンクールで第3位に入賞してからは演奏の場が一気に広がり、「自分のために弾く」から「人のために弾く」へと意識が変わりました。演奏に対する責任をより強く感じています。

音楽を始めたきっかけを教えてください。

栗原
3歳でヴァイオリンを始めました。小学生の頃は遊びたい盛りで、山で虫を捕ったりしていましたが、中学2年のときに聴いたハイフェッツ(ロシアのヴァイオリニスト/1901–1987)のCDに衝撃を受け、「ヴァイオリンってこんなに表現できるのか」と夢中になりました。それ以来、本気で取り組むようになりました。


5歳の頃、祖母の勧めでピアノを習い始めました。幼稚園の先生がピアノ伴奏をしている姿に憧れていて、「自分もあんなふうに弾いてみたい」と思ったのが最初のきっかけです。小学生の頃には「音楽高校に行きたい」と言っていたそうです。

お互いの印象を教えてください。

栗原
南さんの演奏を聴いたときに「力強く、正直で、ダイナミックなピアノだ」と感じました。今回のプログラムにもぴったりで、自分にはない魅力を持ったピアニストだと思います。


実は2022年の日本音楽コンクールのドキュメンタリーで拝見し、誠実で謙虚な方だと感じていました。その後、2024年のコンクール音源をラジオで聴き、まさにその人柄がにじみ出る演奏だと思いました。

選曲について教えてください。

栗原
結果的に、前半と後半で対比のある構成になりました。ヤナーチェクのように個性的な作品もありますが、全体としては形式のしっかりした曲が多く、聴き応えのある内容になっています。


近現代の作品を弾く機会は少ないのですが、今回はそれぞれのソロもあり、色彩豊かなプログラムになったと思います。聴いてくださる皆さんには、そのあたりも楽しんでほしいです。

最後に、公演に向けてのメッセージをお願いします。

栗原
地元・横須賀で演奏できることを本当に嬉しく思います。多感な時期をこの街で過ごし、自分の音楽の根っこが育った場所です。芸術家を多く輩出してきた横須賀に、少しでも恩返しができたらと思っています。


「野島稔・よこすかピアノコンクール」で横須賀芸術劇場は以前から知っており、いつかこの劇場で弾いてみたいと思っていました。今回その機会をいただけてとても嬉しいです。感謝の気持ちを込めて、精一杯演奏します。

番外編/栗原壱成と横須賀


栗原)実は2022年のドキュメンタリー、撮影大変だったんです。釣りのシーンから始まって…
南)覚えています!いまでも釣りの印象が強く残ってます(笑)。
栗原)釣りしているところを撮りたい、と言われ横須賀で撮影しました。「釣り番組かと思った」とみんなに言われましたね。
釣りは趣味で、中学の頃は毎週のように長井港(横須賀市)でやっていました。幼馴染の北川千紗さん(2021年同シリーズ出演)がリサイタルをされたときも、終わった後に一緒に釣りに行きました。
今は東京に住んでいてあまり行けませんが、今度はゆっくり釣りを楽しみたいと思っています。

注目の公演はこちら!
フレッシュ・アーティスツ from ヨコスカ シリーズ68
栗原壱成&南 ことこ デュオ・リサイタル

栗原壱成&南 ことこ デュオ・リサイタル

2025年 12月7日 (日) 14:00開演 (13:30開場)
ヨコスカ・ベイサイド・ポケット

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