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リサイタル・室内楽その他 主催 終了

第9回野島 稔・よこすかピアノコンクール プレ・イベント

~審査委員が演奏とトークで解き明かす ピアニストへの道~

2021年 11月3日 (水・祝) 15:00開演 (14:15開場)

ヨコスカ・ベイサイド・ポケット

全席指定一般:1,500円学生(24歳以下):500円

会員割

※未就学児童は入場できません。

※学生の会員割はありません。
※発売当日はインターネット、電話のみとなります(窓口販売はございません)。
※ご来場の際には、「新型コロナウィルス感染防止対策の取り組みと来場者の皆様へのお願い」をご覧ください。

未来のピアニストもピアノファンも必見・必聴!

創設当初より若手ピアニストのステップアップの場を目指し開催されてきた「野島 稔・よこすかピアノコンクール」。2022年の第9回開催を前に、将来音楽家として人生を歩んでいくためのヒントが得られるようなイベントを企画しました。
第1部ではピアニストとして活躍し続けている審査委員が、自身のレパートリーの中からコンクールとゆかりの深い思い出の曲を取り上げ演奏します。野島審査委員長もインタビュー形式で登場し、ピアニストとしての足跡を振り返ります。
第2部では審査委員が集い、本コンクールの特長やコンクール課題曲などについて語ります。ピアニストとしてのキャリア形成において重要な”コンクール”との向き合い方についても触れます。学生はもちろんのこと、ピアノファンも必見の特別企画にぜひお越しください。

出演

野島 稔
東 誠三
伊藤 恵
上野 真
梅津時比古

出演者プロフィール
ピアノ Piano:野島 稔 Minoru Nojima

野島 稔 Minoru Nojima

横須賀市生まれ。桐朋学園高校、大学、ソビエト留学まで井口愛子氏に師事。66年ソビエト文化省の招きでモスクワ音楽院に留学、レフ・オボーリン氏に師事する。69年第3回ヴァン・クライヴァーン国際ピアノ・コンクール第2位入賞。翌年ニューヨークのカーネギー・ホールでデビューリサイタルを開き、以来、日本を代表する国際的ピアニストとして国内のみならずアメリカ、ヨーロッパ、アジアの各地でオーケストラと共演・リサイタルを行う。ピアノ芸術の真髄を伝える貴重な演奏家として活躍が期待されている。東京音楽大学学長、桐朋学園大学院大学特任教授。

ピアノ Piano:東 誠三 Seizo Azuma

東 誠三 Seizo Azuma

東京音楽大学卒業後、フランス政府給費留学生としてパリ国立高等音楽院に留学。数多くの国際コンクールに優勝・入賞。国内はもとより、ヨーロッパ、北米などでリサイタル、オーケストラと共演。98年、第24回ショパン協会賞を受賞。CDはセイコーエプソンより多数発売。2008年より開催されたベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全曲演奏会シリーズは好評を博した。12年にはジュネーヴ国際音楽コンクール・ピアノ部門審査員を務めた。東京藝術大学教授、東京音楽大学客員教授、スズキ・メソード特別講師長。

ピアノ Piano:伊藤 恵 Kei Ito

伊藤 恵 Kei Ito

83年第32回ミュンヘン国際音楽コンクールで日本人初の優勝。サヴァリッシュ指揮バイエルン州立管と共演し、ミュンヘンでデビュー。フランクフルト放送響(現hr響)、ベルン響、チェコ・フィルをはじめ、国内外の各オーケストラと共演。録音はシューマン・ピアノ全曲録音他多数。「シューベルト ピアノ作品集6」が15年度レコード・アカデミー賞(器楽部門)、第70回文化庁芸術祭賞を受賞。最新CDは「ベートーヴェン ピアノ作品集2」(フォンテック)。
18年ジュネーヴ国際音楽コンクールの審査員も務めた。現在、東京藝術大学教授、桐朋学園大学特任教授。

ピアノ Piano:上野 真 Makoto Ueno 

上野 真 Makoto Ueno 

カ-ティス音楽院にて、J.ボレット、G・グラフマン、ザルツブルク・モーツァルテウムにてH.ライグラフ各氏に師事。ベーゼンドルファー=エンパイア、ジュネーヴ、リヒテル等の国際コンクールで入賞。世界15か国で演奏を行う。
近年は19世紀から20世紀初頭のピリオド楽器によるレコーディングに力を入れており、1816年製ブロードウッドとベートーヴェン、1925年製ニューヨーク・スタインウェイとラフマニノフ、1846年製プレイエルとショパン、シュトライヒャーとブラームス等の組み合わせでCDをリリース。最新盤はファツィオリを弾いたショパン練習曲集。現在京都市立芸術大学音楽学部教授。名古屋音楽大学客員教授。

音楽評論家 music critic:梅津時比古 Tokihiko Umezu

梅津時比古 Tokihiko Umezu

毎日新聞で長年、クラシック音楽を担当。著書に「<セロ弾きのゴーシュ>の音楽論」(芸術選奨文部科学大臣賞、岩手日報賢治賞)、「<ゴーシュ>という名前」(NHK制定「日本の100冊」)、「冬の旅24の象徴の森へ」「音のかなたへ」ほか多数。音楽評論において初の日本記者クラブ賞受賞(2010年度)。CD、コンサートのプロデュースを手がけ、内外のコンクール審査員も務める。現在、桐朋学園大学学長。毎日新聞学芸部特別編集委員。

曲目

<第1部>審査委員がそれぞれの思い出の曲を振り返る
・ベートーヴェン ピアノ・ソナタ 第7番 ニ長調 Op.10-3より 第1楽章(上野真)
・ショパン 幻想ポロネーズ Op.61(東誠三)
・シューマン アベッグ変奏曲 Op.1(伊藤恵)
・野島稔審査委員長によるトーク

<第2部>“コンクール”との向き合い方
(司会進行:梅津時比古)
若手ピアニストにとってのコンクールの意義や、本コンクールの特長・活用法、課題曲、さらにはピアノコンクールの楽しみ方も取り上げます。

お問い合わせ

横須賀芸術劇場 046-828-1602

主催 公益財団法人横須賀芸術文化財団
協賛 京浜急行電鉄株式会社
協力 有限会社ピアノ・トレボ社/株式会社オクターヴ/奈良文化センター音楽教室