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モルゴーア・クァルテット

クラシック /プログレッシヴ・ロック名曲選 Vol.2 「世紀の饗宴」

2023年 11月19日 (日) 15:00開演 (14:30開場)

ヨコスカ・ベイサイド・ポケット

S席:4,500円A席:3,500円

学割会員割

※未就学児は入場できません。

※発売初日の窓口販売は11:00からです。

古典から現代、プログレッシヴ・ロックまで演奏する、異色の実力派クァルテットによる重量級プログラム第2弾

/// こ、こんなことってあっていいのだろうか?!
いや、ナニがって?ショスタコとクリムゾンのの併演が、、。あ、ショスタコ+クリムゾン…?いやいやそれだったら、ショスタコvsクリムゾン…??いっそのこと、軽く『世紀の饗宴!!』としてしまおう。
・・・とまあ、いきなりの高止まりテンションで申し訳ないが、この組み合わせってありそうで無いどころか、断じて言う、やっぱりゼッタイに無いのだ!
 ショスタコーヴィチvsキング・ギドラ、じゃなかったキング・クリムゾンに音楽的な共通項があるのか?そんなことはどうでもよい。ただ、双方とも唯一無二の強烈なメガトン級のインパクトを持つ音楽であることがこの際重要だ。そして、それが横須賀の地で出会うことが更に重要なのだ。そう、これは横須賀でなければならないのだ。St.ペテルブルグでもない、ロンドンでもない、横須賀であるからこそ意味がある。実際、コンサートの現場で実感するはずだ、保証する!
 考えてもみて欲しい。プログレの終焉を象徴するかのような名作ふたつ、キング・クリムゾンの『Red』は1974年、ピンク・フロイドの『Wish You were Here』は1975年、、涙なしには聴けませんね、、。
そしてショスタコーヴィチの没年は1975年であり、全てを達観したかのような『Viola Sonata Op.147』が最後の作品、、号泣を禁じ得ません、、。この符合の一致は看過できようか?!
 さてと、ショスタコーヴィチのふたつの『第九』が並ぶぞ。調性も同じく変ホ長調!変ホ長調という長調は古来、勇壮で華々しい音楽を象徴してきたと言って良い。ハイドンからモーツァルト、ベートーヴェン、さらにシューマンに、ブルックナーに至るまで、その系譜を辿ると面白い。しかしショスタコーヴィチは完全にそれからは外れる。なぜって、四重奏曲の冒頭の不可解で意味ありげ、思わせぶりな彷徨ぶりは何だ??そして、さらに交響曲に至っては明らかなパロディ、イカサマな雰囲気が濃厚じゃないか!この『第九』、大戦の戦勝を記念した大祝祭音楽の依頼に応えたはずが、ブラック・ジョークそのもののコレ。やってくれるじゃないか!!
 片やクリムゾンだ。こちらは先程のドミトリーさんとは違います。何と言ってもR.フリップ法皇のDisciplineが恐ろしいまでに徹底しております。
 今回は第3期とか再結成期とかさまざまに分類されているが、つまりはジョン・ウェットン在籍時のいわゆるインプロヴィゼーション期にほぼ特化した名曲群でショスタコーヴィチに対峙するのだ!『レッド』、『スターレス』、『太陽と戦慄part2』…あなたはその黙示録的世界を瞬きもせず、聴き届けなければならないだろう。
 モルゴーアによるショスタコ、モルゴーアの手にかかるクリムゾン、それはいつしか脳内で一体化し、果ては現代の21st Schizoid ManであるGreat Deciever達を打ちのめすことを期待しするしかないだろう。
なぜなら、
Confusion will be NOT OUR epitaph!
                                            荒井英治

出演

荒井英治 (第1ヴァイオリン)
戸澤哲夫 (第2ヴァイオリン)
小野富士 (ヴィオラ)
藤森亮一 (チェロ)

出演者プロフィール
:モルゴーア・クァルテット Morgaua Quartet

モルゴーア・クァルテット Morgaua Quartet

 MORGAUA QUARTET(モルゴーア・クァルテット)はショスタコーヴィチの残した15曲の弦楽四重奏曲を演奏するため1992年秋に結成された弦楽四重奏団。翌93年6月に第1回定期演奏会を開始。2001年1月の第14回定期演奏会でショスタコーヴィチの残した弦楽四重奏曲全15曲を完奏。同年4月、第2ヴァイオリンを青木高志から戸澤哲夫に交代。ショスタコーヴィチ没後40年(2015)から生誕110年(2016)をつなぐ「ショスタコーヴィチ弦楽四重奏曲全15曲演奏会」を15年大晦日から16年元旦にかけて「横浜みなとみらい小ホール」で開催。一晩で全曲演奏するという瞠目のプログラムで多くの聴衆を集め、4度目の完奏。12年6月と14年5月、そしで17年3月に日本コロムピアからリリースした、荒井英治編曲のプログレッシヴ・ロック・アルバム《21世紀の精神正常者たち》《原子心母の危機】《トリピュートロジー》により、ボーダーレスな弦楽四重奏団としても高い評価を受ける。17年「第47回JXTG音楽賞洋楽部門本賞」、18年6月「第28回みんゆう県民大賞 芸術文化賞」などを受賞。モルゴーア・クァルテットの斬新なプログラムと曲の核心に迫る演奏は、常に話題と熱狂を呼んでいる。「モルゴーア」はエスペラント語(morgaŭa =明日の)に原意を持つ。

曲目

《ショスタコーヴィチ》
 交響曲 第9番 変ホ長調 Op.70 より 第1楽章 (荒井英治編)
 弦楽四重奏曲 第9番 変ホ長調 Op.117

《キング・クリムゾン(荒井英治編)》
 レッド
 21世紀のスキッツォイド・マン
 墜落天使
 太陽と戦慄パート2
 スターレス

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