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合唱 主催 終了

「第九」演奏会
横須賀芸術劇場合唱団定期演奏会vol.50

2023年 12月3日 (日) 15:00開演 (14:15開場)

よこすか芸術劇場

S席:2,800円A席:2,300円B席:1,300円

※未就学児は入場できません。

市民の力を結集し、壮大に贈る歓喜の調べ

横須賀の「第九」公演は、横須賀交響楽団の主催で1975年に始まり、1995年からはよこすか芸術劇場に会場を移し現在に至ります。
今年は、関西を中心に活躍する若手ソプラノ歌手・梨谷桃子、二期会で活躍中の若手アルト歌手・小野綾香、藤原歌劇団のオペラ公演で数多くのタイトルロールを演じるテノール歌手・澤﨑一了、二期会を代表するバリトン歌手・大沼徹といった日本オペラ界の第一線で活躍中の実力派ソリストが一堂に会すほか、管弦楽には結団60年以上の歴史を持つ市民オーケストラ・横須賀交響楽団、そして指揮には、これまで国内外の数多くのオーケストラの指揮や、現在、宮内庁楽部洋楽指揮者を務める北原幸男を4年振りに迎えます。さらに合唱には、当劇場合唱団に加えて地元の防衛大学校音楽部の学生も参加し、壮大な「歓喜の歌」をお届けします。

出演

指揮:北原幸男
ソプラノ:梨谷桃子
アルト:小野綾香
テノール:澤﨑一了
バリトン:大沼 徹
管弦楽:横須賀交響楽団 
合唱:横須賀芸術劇場合唱団
合唱賛助出演:防衛大学校音楽部
合唱指揮:梅沢一彦

出演者プロフィール
指揮 Conductor:北原幸男 Yukio Kitahara

北原幸男 Yukio Kitahara

尺八奏者二代目北原篁山の長男として生まれる。 桐朋学園大学卒業後、NHK交響楽団指揮研究員となる。秋山和慶、尾高忠明、小澤征爾、ブジャーヌ、ピーチニクの各氏に師事。プラハの春国際コンクール第3位入賞。インスブルック・チロル歌劇場専任指揮者、ドイツ・アーヘン市立歌劇場音楽総監督などを歴任し、プラハ、ハノーファーなどの歌劇場、リンツ・ブルックナー管、北ドイツ響など世界各地の40以上のオペラハウス、オーケストラに客演。国内でもNHK交響楽団、東京交響楽団、新日本フィルをはじめ多くのオーケストラに招かれるとともに、新国立劇場、びわ湖ホール、関西二期会などのオペラ公演を指揮し高い評価を得ている。NHK交響楽団【ショスタコーヴィチ:交響曲第11番】、東京都交響楽団【ショスタコーヴィチ:交響曲第5番】、東京交響楽団【信時潔:交声曲海道東征】ほか多数のCDをリリース。グローバル音楽奨励賞、下総皖一音楽賞受賞。2008年より宮内庁楽部洋楽指揮者に就任、先の「祝賀御列の儀」パレードでは、自身が作曲した奉祝行進曲「令和」を指揮した。現在、武蔵野音楽大学教授、宮内庁楽部洋楽指揮者、新潟県音楽コンクール審査委員長、埼玉県富士見市文化芸術アドバイザー。

ソプラノ Soprano:梨谷桃子 Momoko Nashitani

梨谷桃子 Momoko Nashitani

大阪音楽大学卒業。マグダ・オリヴェーロ国際コンクール入賞。第32回摂津音楽祭リトルカメリアコンクール金賞。大阪府知事賞、聴衆審査員賞を受賞。2017年から渡伊。トリエステ歌劇場にて研鑽を積む。『ジャンニ・スキッキ』ラウレッタ役にてイタリアデビュー。トリエステ・ヴェルディ歌劇場にて『イル・トロヴァトーレ』イネス役などコンサートやオペラにソリストとして出演。国内では『道化師』ネッダ、『椿姫』フローラ、『ドン・ジョヴァンニ』ドンナ・アンナ、『偽の女庭師』ヴィオランテ、『蝶々夫人』蝶々夫人などで出演。これまでに、Mina Tasca Yamazaki、荒田祐子の各氏に師事。関西歌劇団正団員。

メゾソプラノ Mezzo Soprano:小野綾香 Ayaka Ono

小野綾香 Ayaka Ono
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愛知県出身。東京藝術大学、同大学院卒。在学時に三菱地所賞受賞。長野羊奈子賞、毛利準賞、武藤舞基金、宗次エンジェル基金奨学生。第25回奏楽堂日本歌曲コンクール第2位。第87回日本音楽コンクール声楽部門第3位、併せて木下賞を受賞。温かく透明感のある歌声と評され、これまでにバッハ「ヨハネ受難曲」「ロ短調ミサ」、ヘンデル「メサイア」、ベートーヴェン「第九」等宗教曲をはじめ、オペラ、新作歌曲等の分野でも活動の幅を広げている。当劇場では、2019年、若手演奏家のための「フレッシュアーティスツfromヨコスカリサイタル・シリーズ」にてリサイタルを開催。東京藝術大学附属音楽高等学校非常勤講師。二期会会員、日本演奏連盟会員。

テノール Tenor:澤﨑一了 Kazuaki Sawasaki

澤﨑一了 Kazuaki Sawasaki

国立音楽大学卒業。第53回日伊声楽コンコルソ第2位及び五十嵐喜芳賞、第2回V.テッラノーヴァ国際声楽コンコルソ第1位ほか多数受賞。藤原歌劇団には、『ラ・トラヴィアータ』『カルメン』『蝶々夫人』『清教徒』『トスカ』等にプリモテノールとして出演を重ね、いずれも好評を得ている。2024年1月『ファウスト』のタイトルロールで出演予定。その他『リゴレット』『連隊の娘』等に出演。15年、ビトントでのトラエッタ・オペラフェスティバル『蝶々夫人』ピンカートンでイタリアデビュー。また、「レクイエム」や「第九」「メサイア」、天皇陛下御即位二十年奉祝曲「太陽の光」を歌うなど、多岐にわたり活躍中。藤原歌劇団団員。

バリトン Baritone:大沼 徹 Toru Onuma

大沼 徹 Toru Onuma

東海大学卒業、同大学院修了。大学院在学中に渡独、フンボルト大学にて研鑽を積む。二期会オペラ研修所を最優秀賞及び川崎靜子賞を受賞し修了。オペラでは、二期会『オテロ』イアーゴ、『魔笛』パパゲーノに抜擢され注目を集め、以降も、二期会『サロメ』ヨカナーン、新国立劇場『愛の妙薬』ベルコーレ、『紫苑物語』平太、日生劇場『コジ・ファン・トゥッテ』ドン・アルフォンソ等で出演。コンサートにおいてもヘンデル「メサイア」、ブラームス「ドイツ・レクイエム」等のソリストとして活躍する他、ツィンマーマン「ある若き詩人のためのレクイエム」日本初演に携わるなど注目の公演に参加。
 また、「冬の旅」等ドイツ歌曲の分野でも高い評価を得ている。二期会会員。

管弦楽 Orchestra:横須賀交響楽団 Yokosuka Symphony Orchestra

1956年、湘南交響楽団として創立、同年11月第1回定期演奏会を開催。65年、横須賀交響楽団と改称。活動は、年2回の定期演奏会を中心に、カジュアル・コンサート、ファミリーコンサート、組曲「横須賀」演奏会、ふれあいコンサート、アメリカン・サウンド・イン・ヨコスカヘの出演のほか、市民音楽のつどいにも参加するなど年間8〜9回の演奏会を精力的に行っている。88年、とうきょうエキコンにアマチュア初出演。91年、第40回神奈川文化賞を受賞。また、2008年3月にはマスカーニ『カヴァレリア・ルステイカーナ』(指揮:北原幸男)を横須賀芸術劇場合唱団と共演し、初めてのオペラ全曲公演に成功、大好評を博した。21年、創立65周年を迎えた。現在の団員は100名を超え、市民とともに歩む県下でも有数のアマチュア交響楽団として、その活動が注目されている。

合唱 Chorus:横須賀芸術劇場合唱団 Yokosuka Arts Theatre Chorus

劇場専属のアマチュア合唱団として、1995年9月創立。96年にモーツァルト「レクイエム」(指揮:大友直人東京交響楽団)でプロオーケストラと初共演し、以降毎年12月にベートーヴェン「第九」を演奏するほか、これまで合唱曲やオペラコーラスなど、多くの楽曲を披露している。2008年からは「美しき日本の歌」と題し、オリジナル編曲による歌い継ぐべき日本の楽曲の演奏にも取り組んでいる。また、同年3月には、マスカーニ『カヴァレリア・ルステイカーナ』で、初めてオーケストラとのオペラ公演を上演(指揮:北原幸男横須賀交響楽団)。09年7月には劇場開館15周年記念演奏会にて、ベートーヴェン「ミサ・ソレムニス」を演奏し好評を博した(指揮:小松一彦神奈川フィルハーモニー管弦楽団)。常任指揮者には梅沢一彦。主任ピアニストに松本康子、アシスタントに石倉孝行、原語指導に三ヶ尻正、ほか多くの音楽スタッフが指導にあたっている。

曲目

ベートーヴェン 交響曲 第9番 ニ短調 Op.125 「合唱付」

お問い合わせ

横須賀芸術劇場 046-828-1602

主催 公益財団法人横須賀芸術文化財団
共催 横須賀市
協賛 京浜急行電鉄株式会社
協力 横須賀交響楽団/防衛大学校音楽部