審査委員

審査委員長

野島 稔 Minoru Nojima

審査委員長 野島 稔

横須賀市生まれ。桐朋学園高校、大学、ソビエト留学まで井口愛子氏に師事。63年、第32回日本音楽コンクール第1位受賞。66年ソビエト文化省の招きでモスクワ音楽院に留学、レフ・オボーリン氏に師事する。69年第3回ヴァン・クライヴァーン国際ピアノ・コンクール第2位入賞。翌年ニューヨークのカーネギー・ホールでデビューリサイタルを開き、以来、日本を代表する国際的ピアニストとして国内のみならずアメリカ、ヨーロッパ、アジアの各地でリサイタルを行う。また、日本の主要オーケストラ及び海外のオーケストラとの共演は数え切れない。ピアノ芸術の真髄を伝える貴重な演奏家として、今後一層の活躍が期待されている。2006年からは、横須賀芸術劇場において「野島 稔・よこすかピアノコンクール」にて審査委員長を務め、後進の発掘と育成にも力を注いでいる。東京音楽大学学長、桐朋学園大学院大学特任教授。

東 誠三 Seizo Azuma

東 誠三

東京音楽大学卒業後、フランス政府給費留学生としてパリ国立高等音楽院に留学。数多くの国際コンクールに優勝・入賞し、演奏活動に入る。国内はもとより、ヨーロッパ、北米などでリサイタル、オーケストラと共演。98年、第24回ショパン協会賞を受賞。CDはセイコーエプソンより多数発売。2008年より福島・三春交流館「まほら」にて開催されたベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全曲演奏会シリーズは好評を博し、そのライブ録音CD全9集はいずれも高い評価を受けている。12年にはジュネーヴ国際音楽コンクール・ピアノ部門審査員を務めた。現在は活発な演奏活動の傍ら、東京芸術大学教授を務めるほか、東京音楽大学、国際スズキメソード音楽院などで後進の指導も行っている。

伊藤 恵 Kei Ito

伊藤恵

幼少より有賀和子氏に師事。桐朋学園高校を卒業後、ザルツブルク・モーツァルテウム音楽大学、ハノーファー音楽大学において名教師ハンス・ライグラフ氏に師事。ロン=ティボー国際音楽コンクール、第32回ミュンヘン国際音楽コンクールのピアノ部門など数々のコンクールに優勝・入賞。バイエルン州立管、ミュンヘン・シンフォニカ、フランクフルト放送響(現hr響)、ベルン響、チェコ・フィルの定期公演などに出演。日本ではN響との共演をはじめ各オーケストラとの共演、リサイタル、室内楽、放送と活躍を続けている。CDはシューマン・ピアノ曲全曲録音「シューマニアーナ1~13」、「シューベルト ピアノ作品集1~6」、「ベートーヴェン ピアノ作品集1」(フォンテック)がいずれも高い評価を受けている。1993年日本ショパン協会賞、1994年横浜市文化賞奨励賞受賞。2018年ジュネーヴ国際音楽コンクールの審査員も務めた。現在、東京芸術大学教授、桐朋学園大学特任教授。

上野 真 Makoto Ueno

上野 真

カ-ティス音楽院にて、J.ボレット、G・グラフマン、ザルツブルク・モーツァルテウムにてH.ライグラフ各氏に師事。メリーランド、ベーゼンドルファー=エンパイア、ジュネーヴ、オルレアン20世紀、リヒテル等の国際コンクールで入賞。世界15か国で演奏を行う。
近年は19世紀から20世紀初頭のピリオド楽器によるレコーディングに力を入れており、1816年製ブロードウッドとベートーヴェン、1925年製ニューヨーク・スタインウェイとラフマニノフ、1846年製プレイエルとショパン、1851年製エラールとリスト、1906年製ベヒシュタインと20世紀初頭の作品、1927年製エラールとラヴェル・ドビュッシー、1846年製シュトライヒャーとブラームスの組み合わせ等でCDをリリース。今後はショパンの練習曲やフランクの作品集などをリリース予定。現在京都市立芸術大学音楽学部教授。名古屋音楽大学客員教授。

梅津時比古 Tokihiko Umedu

梅津時比古

音楽評論家。毎日新聞で長年クラシック音楽を担当。著書に「<セロ弾きのゴーシュ>の音楽論」(芸術選奨文部科学大臣賞、岩手日報賢治賞)、「<ゴーシュ>という名前」(NHK制定「日本の100冊」)、「冬の旅24の象徴の森へ」「死せる菩提樹」「音のかなたへ」「神が書いた曲」「フェルメールの楽器」ほか多数。また「冬の旅24の象徴の森へ」がドイツでSymboie als Wegweiser in Franz Schuberts”Winterreise”としてドイツ語に翻訳出版されている。音楽評論において初の日本記者クラブ賞受賞(2010年度)。CD、コンサートのプロデュースを手がけ、内外のコンクール審査員も務める。現在、桐朋学園大学学長。毎日新聞学芸部特別編集委員。