公演・イベント情報 Event Information

オペラ伝統芸能 主催
チケット

能「隅田川」×ブリテン オペラ「カーリュー・リヴァー」連続上演 ”幻”

<日本語字幕付き>

2020年 10月18日 (日) 14:00開演 (13:30開場)

よこすか芸術劇場

S席:10,000円A席:8,000円B席:6,000円C席:4,000円

学割会員割

※未就学児童は入場できません。

”幻”が結びつける 2つの物語

15世紀に作られた能「隅田川」に、イギリスの現代音楽の巨匠 ベンジャミン・ブリテンが、触発されて作曲したオペラ「カーリュー・リヴァー」。この和と洋の異なる作品を、同じ空間で連続上演します。
異文化の作品を通して語られるそれぞれの魂の物語。是非、ご自身の目で耳で体感してください。

★プレトーク★
演出家であり演者でもあるお二人を迎え、公演を前に、それぞれの演目のみどころや、作品の共通点。また、異なるジャンルのお二人の繋がりなどをお話しいただきます。

演出「観世喜正×彌勒忠史」二人による プレトーク”幻“ 
□7月26日(日) 横須賀芸術劇場リハーサル室
□入場無料
※応募方法などの詳細は、後日発表いたします。

★大学生モニター制度「横芸キテミテ!」★
横須賀芸術劇場では、より多くの学生の皆さんに芸術に親しんでもらいたいという思いから、「初めての鑑賞=観劇デビュー」を応援する企画を行っています。
応募の中から採用された大学生の方を、対象公演にご招待いたします。(定員:各公演5名)
詳しくは【こちら】をご覧ください。

出演

■能「隅田川」
狂女    観世喜正
梅若丸   観世和歌
渡し守   森 常好
旅人    舘田善博

笛     竹市 学
小鼓    飯田清一
大鼓    亀井広忠

後見    観世喜之 遠藤喜久
地謡    弘田裕一 駒瀬直也  中森貫太 
      中所宜夫 佐久間二郎 小島英明 
      桑田貴志 中森健之介


◆オペラ「カーリュー・リヴァー」
指揮    鈴木優人(オルガン)

狂女    鈴木 准
渡し守   与那城 敬
修道院長  加藤宏隆
旅人    坂下忠弘 
霊の声   横須賀芸術劇場少年少女合唱団団員
巡礼者たち 金沢青児 小沼俊太郎 吉田宏
      寺田穣二 寺西一真 山本将生 
      奥秋大樹 西久保孝弘 

演奏 カーリュー・リヴァー・オーケストラ
 フルート    上野星矢
 ホルン     根本めぐみ
 ヴィオラ    中村翔太郎
 コントラバス  吉田 秀
 ハープ     高野麗音
 パーカッション 野本洋介
 オルガン    鈴木優人
 
合唱指揮     谷本喜基

演出:観世喜正 ■、彌勒忠史 ◆

出演者プロフィール
:観世喜正 Yoshimasa Kanze

能楽師、観世流シテ方。昭和45年(1970年)、三世・観世喜之の長男として東京に生まれる。2歳半にて初舞台。慶應義塾大学法学部卒。重要無形文化財総合指定保持者。公益社団法人・観世九(かんぜきゅう)皐会(こうかい)理事。公益社団法人・能楽協会理事。「のうのう能」「喜正の会」を主宰し、能楽「神遊」、「能の旅人」同人として多くの公演を手掛ける。本拠地の東京神楽坂の矢来能楽堂(登録有形文化財)を中心に、全国各地での公演に多数出演する他、普及活動や講演も多く行なう。また謡曲のCD化、能公演のDVD作成など能楽教材のソフト化にも積極的に取り組み、全国にまたがる観世九皐会において、能の普及事業・謡曲指導に務める。法政大学大学院、皇學館大学文学部にて非常勤講師。シンガポールIntercultural Theatre Institute にて講師を勤める。著書「演目別に見る能装束」「演目別に見る能装束Ⅱ」(淡交社)、DVD「スピカろうそく能『鉄輪』『紅葉狩』『大般若』『道成寺』ほか主演・作成・監修。またNHKの「日本の伝統芸能」や大河ドラマへの出演、監修も多数。

演出 Director:彌勒忠史 Tadashi Miroku

平成24年度(第63回)芸術選奨文部科学大臣新人賞(音楽部門)をカウンターテナーとして史上初めて受賞。千葉大学卒業。同大学院修了。東京藝術大学声楽科卒業。国内外のオペラ・コンサートや「題名のない音楽会」、NHKラジオ「まいにちイタリア語」などのTV・ラジオ番組に出演。現在、在日本フェッラーラ・ルネサンス文化大使、日本演奏連盟、二期会会員、男声ユニットLa Dill リーダー等。2016年佐渡裕指揮ブリテン『夏の夜の夢』では主役のオベロンを、市川海老蔵特別公演『源氏物語』では歌唱および洋楽アドバイザーを務めた。

指揮 conductor:鈴木優人 Masato Suzuki

東京藝術大学及び同大学院修了。オランダ・ハーグ王立音楽院修了。第18回齋藤秀雄メモリアル基金、第18回ホテルオークラ音楽賞受賞。バッハ・コレギウム・ジャパン(BCJ)首席指揮者、読売日本交響楽団指揮者/クリエイティヴ・パートナー(2020年4月から)、アンサンブル・ジェネシス音楽監督。指揮者としてアンサンブル金沢、NHK交響楽団、九州交響楽団、仙台フィルハーモニー管弦楽団、東京交響楽団、東京フィルハーモニー管弦楽団、広島交響楽団、読売日本交響楽団等と共演。2017年モンテヴェルディ生誕450周年を記念し、歌劇「ポッペアの戴冠」を国際的で魅力に富む歌手陣で上演。高い芸術性と優れたキャスティングを生かした躍動感を伴った上演はバロック・オペラの新機軸として高い評価を得た。2020年秋にはヘンデル:歌劇「リナルド」をBCJと上演予定。NHK-FMの「古楽の楽しみ」にレギュラー出演。2019年ハルモニア・ムンディよりヴィオラのアントワン・タメスティとの新譜「J.S.バッハ: ヴィオラ[・ダ・ガンバ]とチェンバロのためのソナタ集」をリリース。2020年秋に同デュオの日本ツアーを予定。調布国際音楽祭エグゼクティブ・プロデューサー、舞台演出、企画プロデュース、作曲とその活動に垣根はなく各方面から大きな期待が寄せられている。

テノール Tenor:鈴木 准 Jun Suzuki

東京藝術大学音楽学部声楽科卒業。同大学大学院修士課程修了ののち、音楽学博士号取得。モーツァルト『コジ・ファン・トゥッテ』フェランドで二期会デビュー。『魔笛』タミーノは新国立劇場、日生劇場、兵庫県立芸術文化センター、あいちトリエンナーレ、神奈川県民ホール、東京二期会など多くのプロダクションに出演。ロンドンとオーフォードの教会で演じたブリテン『カーリュー・リヴァー』狂女で国際的評価を得た。他に『フィデリオ』ジャキーノ、『セビリャの理髪師』伯爵、『後宮からの逃走』ベルモンテ、『ドン・ジョヴァンニ』ドン・オッターヴィオ、『沈黙』モキチ、『夕鶴』与ひょう、『死の都』パウル、『金閣寺』柏木、『タンホイザー』ヴァルターな等に出演。宗教曲、オラトリオでは、バッハ・コレギウム・ジャパンの国内外の公演・録音に参加したほか、J.S.バッハ『マタイ受難曲』『ヨハネ受難曲』『クリスマス・オラトリオ』、ヘンデル『メサイア』、モーツァルト『レクイエム』、ハイドン『天地創造』『四季』、ベートーヴェン『第九』、ロッシーニ『スターバト・マーテル』、オルフ『カルミナ・ブラーナ』、ブリテン『セレナード』等に出演。ブリテン歌曲をライフワークとしており、東京・春・音楽祭『ベンジャミン・ブリテンの世界』に出演。松本隆訳詞『白鳥の歌』(日本コロムビア)『冬の旅』(小学館)発売中。東京藝術大学講師。二期会会員。

演目

■能「隅田川」
能「隅田川」は、場面が移り変わるごとに変化していく母の心情を、能ならではの表現で描いています。
武蔵と下総の境を流れる隅田川。渡し場にやって来た母は、緩急のある囃子に合わせて物狂の心の高ぶりを示します。乗船を乞う際には、古の在原業平の「名にし負はば、いざ言問はん都鳥、わが思ふ人はありやなしや」の歌に子を思う気持ちを重ねて、物狂の芸を見せます。
隅田川の船上。船頭は、ある少年の話を語り始めました。「一年前の三月十五日、まさに今日、人商人の連れていた十二三才の少年が、病のため隅田川のほとりで亡くなった」と。第三者の視点による語リですが、船頭の少年への同情がにじみ出ています。また、能面のわずかな動きを通して、話をじっと聞く母の不安も感じられる場面です。
対岸で母は船頭を「少年の年齢は。名前は…」と問い詰めます。その少年こそ我が子梅若丸と確信した母の絶望……。梅若丸の塚の前で泣き伏した母が、大念仏に加わると、地謡の謡う、哀愁に満ちた大念仏の響きの中から、「南無阿弥陀仏」と梅若丸の声が聞こえ、梅若丸の亡霊が現れます。母は手を差し伸べますが、亡霊の姿は消えてしまいます。やがて夜が明けると、草の茂る塚に立ち尽くす母の姿がありました。観る者に深い余韻を与える作品です。作者は世阿弥の息子、観世元雅。
                              法政大学能楽研究所 兼任所員  中司由起子


◆B.ブリテン作曲 オペラ「カーリュー・リヴァー」
 1956年2月、東京で能「隅田川」を見たブリテンは「シンプルにして感動的な物語…それはまったく新しい “オペラ的な” 体験だった」と語った。そしてオペラ(教会上演用寓話)「カーリュー・リヴァー」は生まれた。舞台は架空の川へと移され、中世イギリスの宗教劇へと変換された。修道士たちの単旋律聖歌、時を刻む打楽器と、雅楽の笙のように空間に広がるオルガンで、厳かに物語が始められる。
 カーリューとはダイシャクシギのことで、海岸の泥地や内陸の湿地を好む鳥である。はじめ低く、続いて滑らかに音高を上げて鳴く声が「カーリュー」と聞こえることからその名がついたとされる。母が、奪われたわが子を捜し彷徨い、狂女となって嘆く旋律はまさしくこの鳴き声だ。巡礼の人々や旅人に寄り添う川のせせらぎ、渡し守の舟漕ぐ動き…音楽は情景を目の前に浮かび上がらせる。西洋と東洋が混じり合う不思議な響きの隅々に、能『隅田川』への作曲家の敬意が満ちている。狂女が旅の果てに辿り着いた場所で人びとと祈りが一つになった時、そこにいる皆が奇蹟を「体験」する。

                                          オペラ歌手 鈴木准

チケット

インターネットでのお求め

プレミアム倶楽部

プレミアム倶楽部ご案内
会員販売
2020年4月24日(金)〜 2020年10月17日(土)

会員販売購入

一般

一般販売
2020年4月25日(土)〜 2020年10月17日(土)

一般販売購入

電話/窓口でのお求め

電話
電話予約センター 046-823-9999
プレミアム倶楽部専用ダイアル 046-823-7999
窓口
芸術劇場1階・サービスセンター内
横須賀中央駅西口モアーズシティ1階・モアーズストリート

お問い合わせ

横須賀芸術劇場 046-828-1602

主催・制作 公益財団法人横須賀芸術文化財団
協賛 エイビイ/株式会社ヤチヨ
助成 芸術文化振興基金
後援 横須賀市/ブリティッシュ・カウンシル
beyond2020プログラム認証事業